未分類

【レビュー】工匠藤井 キーボードトレイ

ruqumun

キーボードトレイの最適解は難しい

「悪くはないけど、なんとなくしっくりこない」

キーボードスライダーを使っている人なら、一度は思ったことがあるのではないか。机の上は広くなる。姿勢も多少は楽になる。それでも、小さな違和感が残る。揺れだったり、見た目だったり、収納したときの中途半端さだったり。

私もそうだった。いくつか試してきて、直近ではバウヒュッテ BHP-K1000 を使っていた。4支点で支えるタイプで、安定志向のつくり。実際、大きな不満はない。ただ、タイピング中にわずかな揺れを感じることがあった。気にしなければ済む程度だが、気づくと意識してしまう。

それと、机の上に見える支点の存在。機能には関係ないが、視界に入るたびに少し気になる。

1支点という構造に半信半疑で

そういう細かい不満を前提に探していて見つけたのが、工匠藤井のキーボードトレイだった。

クランプ式で、360度回転。角度調整もできる。レビューでは安定性を評価する声が多い。構造は1支点。支える箇所が少ないのに本当に安定するのか、という疑問はあった。

実際に取り付けてみると、私の環境では揺れはほとんど感じない。これまで使ってきたスライダーよりも、タイピング時の微振動は明らかに少ない。

重いというレビューも見かけたが、設置してしまえば動かすものではない。個人的にはマイナスにはならなかった。むしろしっかり固定されている感覚につながっている。

回転式というアイデアが好き

正確に言えば、この製品はスライドしないのでスライダーではない。退避の仕方は回転式。よく思いついたなと思う。このおかげで1支点で済み、デスクの見た目はすっきりする。

私のデスクは昇降式で、天板裏にモーターがあるタイプだが、干渉はなかった。スライダーの多くは昇降デスクの板裏の機構とぶつかるので、ここは高く評価したい。

角度調整もできる。頻繁に変えるには六角レンチが必要だが、一度決めてしまえば動かすことは少ない。

※正確に言うと、キーボードを乗せる板を平らにすると干渉する。が、板の角度をやや下げれば問題ない

キーボードスライダー選択に終止符

万能ではない、というレビューもある。

中心支柱があるため、収納時に座る位置や体格によっては干渉する可能性があるらしい。レビューでもその点は指摘されている(相当お腹が出ていなければ、そんなことにはならないと思うが)。

また、1支柱構造なので、重いものを置いたり、体重をかけるような使い方には向いていない。ただ、多くの人間がそんな使い方はしないだろう、とも思う。

ただ、いくつか試してきた中で、ようやく「これでいい」と思えるものに落ち着いた。ホッとした気持ちだ。

キーボードスライダーに小さな違和感を抱え続けている人には、試してみていただきたい。うまくいけば1万円ほどで購入でき、気に入らなければメルカリで売れば良いのでリスクは小さい(出品数が多くなく、6,000~8,000円で売れている)。

余談:「人間工学」という発明

最後に少しだけ余談を。オフィス用品を見ていると、「人間工学」という言葉がやたらと出てくる。キーボードも椅子もマウスも、だいたい人間工学らしい。

便利な言葉だと思う。なんとなく身体に良さそうで、少し高くても納得できてしまう。

このキーボードトレイも例に漏れず「人間工学」を謳っている。が、具体性はまったくない。とはいえ、あの言葉を見ると少し前向きになるのも事実で、うまくできている。

ABOUT ME
記事URLをコピーしました