【レビュー】オカムラ シルフィー C685ZR|「10万円の椅子」に感じた確かな違いと、買う前に知りたいこと
はじめに
長時間のデスクワークで、腰や背中、お尻が痛くなる。
リモートワーク生活では、この悩みはほぼ避けて通れません。
「仕方ない」と思いつつも、少しでも快適に過ごせないか——。
そんな一縷の望みをかけて購入したのが、オカムラの人気シリーズ 「シルフィー」 です。
今回レビューするのは、C685ZR(ハイバック/メッシュ/可動肘)モデル。
実際に使って感じたリアルな感想を中心に、
「10万円の投資に本当に値するのか?」を率直に書いていきます。
シルフィー C685ZR とは
シリーズの位置づけ
オカムラの「シルフィー」は、国内オフィスチェアの定番モデル。
上位機種「コンテッサ」より価格を抑えつつ、人間工学に基づいた設計と品質を備えています。
C685ZR は以下のような構成で、シリーズの中でもバランスの取れた人気モデルです。
- ハイバック仕様(背中までしっかり支える)
- 可動肘タイプ
- メッシュバック(通気性重視)
主な仕様(ざっくりまとめ)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サイズ | 幅 約65cm × 奥行 約57cm × 高さ 約95cm(座面高 約42〜52cm) |
| 背もたれ | メッシュ素材、2段階カーブ調整(バックカーブアジャスト) |
| リクライニング | 背座シンクロ、前傾・後傾対応、4段階固定可 |
| 座面 | 異硬度ウレタン(前やわらか・後かため)、奥行調整あり |
| 肘掛け | アジャストアーム(高さ・前後・角度の3方向可動) |
| キャスター | ナイロン or ウレタン(床材により選択) |
| 重量 | 約15〜20kg前後(安定感抜群の重厚設計) |
一般的な価格帯(2025年10月現在)
- メーカー希望価格としては、ハイバック/可動肘/メッシュ仕様の「シルフィー」シリーズで おおよそ14〜15万円前後 の価格が設定されています。
- 実売価格としては、型番・仕様・販路・キャンペーンによって変動しますが、10万円前後〜12万円台半ばあたりが頻出。
- 中古品やセール品では、6〜7万円台から展開されていることもあります。
購入のきっかけとこれまでの椅子
以前は イトーキのサリダチェア YL7R を約5年使用していました。
3〜4万円ほどの価格で、当時は「コスパが良い椅子だ」と満足していました。
しかし、在宅勤務が増え、一日8〜9時間座るようになると、
腰・背中・お尻がガチガチに固まってしまうように。
「もう少し快適な環境をつくれないか」と思い、
3倍以上の価格差があるシルフィーに思い切って投資しました。
第一印象:完成品の安心感と存在感
届いた瞬間にまず感じたのは、「想像以上にしっかりしている」こと。
完成品で届くため、組み立ての手間は一切ありません。

ただし重さがあるので、2階に運ぶ場合は少し大変でした。
(壁やドアを傷つけないよう、搬入サービスのあるショップを選ぶのがおすすめです)
見た目は派手さがなく、“道具”としての落ち着いたデザイン。
座ってみると、その無骨さが安心感に変わります。
実際に座ってみた感想
「硬いけど疲れない」という不思議な座り心地
座面はやや硬め。
最初は「もう少し柔らかい方がいいかも?」と思いましたが、
数日使ううちに、その硬さが体をしっかり支えてくれていることに気づきました。
柔らかすぎる椅子は沈み込みで姿勢が崩れますが、
シルフィーは自然に背筋が伸び、“支えられている感覚” が心地よいです。
特に違いを感じたのは お尻の疲れにくさ。
長時間座っていても、以前のような痛みがほとんど出ません。
軽度の痔持ちなので、これはとても価値を感じる違いでした。
メッシュの通気性と背中のサポート
背もたれのメッシュは通気性が高く、夏場でも蒸れにくいのがポイント。
張りがしっかりしていて、背中を“押し返すように”支えてくれます。
柔らかすぎず、姿勢が崩れにくい適度なバランスです。
細かい調整で、自分にピタッと合う
高さ・奥行・肘位置・リクライニング強度など、細かく調整できます。
最初は操作に迷うかもしれませんが、一度フィットすれば快適。
自分の身体に合わせて設計されたかのような安定感があります。
特に前傾リクライニングは秀逸。
少し前のめりになって集中する作業姿勢でも、腰が丸まらずサポートされます。
🔍 参考動画
オカムラ公式が公開している操作ガイド動画を見ると、
調整範囲や使い方のイメージがつかみやすいです。
https://youtu.be/QHuGLHZk7lw?si=f2qddujLMICTDkI6
良かった点まとめ
- 腰と背中のサポートが秀逸
背もたれのカーブを自分の体格に合わせて微調整できる。 - 長時間座っても疲れにくい
姿勢が崩れにくく、8時間以上座っても腰やお尻が楽。 - 調整の自由度が高い
座面・肘・背もたれ・リクライニングを自在にカスタマイズできる。 - 静音性と安定感
キャスターの動きが滑らかで、ギシギシ音がしない。 - デザインがシンプルで飽きにくい
派手すぎず、在宅ワーク空間にも馴染む。
気になった点・慣れが必要なポイント
「残念」と感じる部分はほぼありませんが、
購入前に理解しておくとより満足できる点を挙げます。
価格は高いが、投資価値は大きい
10万円超えは高価ですが、
腰痛軽減・集中力アップという身体的リターンを考えると納得感があります。
毎日使う道具としての投資だと思えば、十分価格相応です。
調整はやや複雑、でも慣れれば快適
レバーやダイヤルが多く、最初は戸惑います。
ただし、一度操作を覚えると「ここまで調整できるのか」と驚くほど自在。
身体の状態や作業内容に合わせて微調整できるのは大きなメリットです。
座面はややコンパクト
体格が大きめの人には少し浅く感じるかもしれません。
ただ、太もも裏への圧迫が少なく、標準体型(170cm前後)では非常に快適です。
重量がある
安定感の裏返しですが、階段移動はやや大変。
ただし設置後はほぼ動かす必要がなく、“据え置きの安心感” があります。
購入時の注意点とショップ選びのコツ
- 型番を必ず確認
C685ZR/XR など、末尾によって仕様(背もたれ素材・肘タイプ・キャスター)が異なります。 - キャスター選び
フローリングにはウレタン、カーペットにはナイロンキャスターが適しています。 - 搬入ルート確認
階段・ドア幅・エレベーターなど、搬入がスムーズに行えるかチェック。
上階への搬入サービス(2階まで無料など)を提供しているショップもあります。 - ショップ選びはポイント還元で差が出る!
同じ新品でも、ショップによって 実質価格差が2〜3万円 出ることがあります。
特におすすめなのは以下のような購入ルートです:- ヨドバシカメラ:ポイント還元が高く、店舗保証も手厚い
- Yahoo!ショッピング:キャンペーン時は還元率が最大30%超
- Kagg.jp:法人価格も個人購入可能で、配送が丁寧
- Amazon/楽天市場:納期・在庫が安定しており比較しやすい
- 中古も検討の価値あり
人気シリーズのため、状態の良い中古が半額以下で出ていることも。ただし、背メッシュの張りやリクライニング機構の劣化には注意です。
シルフィー C685ZRとC685XRの違い
「C685ZR」と「C685XR」は、見た目・機能がほとんど同じにも関わらず、キャスター仕様という“床材対応”という一点で明確な違いがあります。
具体的には、C685XR がナイロンキャスター仕様(カーペット向け)、C685ZR がウレタンキャスター仕様(フローリング向け)という違いです。
私のケースではフローリングの個室だったため、「ウレタンキャスター仕様」のC685ZRを選びました。実際、この仕様により床への傷み・キャスターの音・滑りの軽減が感じられ、選択に納得できました。
ショップにもよりますが、C685ZRのほうがやや高いことが多いです。
試座できる場所を探す方法
高価な買い物だからこそ、「実際に座って確かめたい」という方も多いはず。
オカムラ公式サイトでは、全国の シルフィー取扱店舗・ショールーム を検索できます。
私もここで検索した店舗でゆっくり試すことができました。
🔗 オカムラ公式サイト → 展示店検索ページ
https://www.okamura.co.jp/support/showroom/
また、ヨドバシカメラ・ビックカメラ・オフィスバスターズ などの店舗でも、
主要都市では試座できる展示があります。
地方の場合、東京インテリアなどの大型店で取り扱いがあります。
まとめ:誰におすすめか
オカムラ シルフィー C685ZR は、
「一日中デスクに向かう人」 のための椅子と感じました。
特におすすめなのは次のような方です。
- 在宅勤務・フリーランスで長時間座る人
- 腰痛や猫背を改善したい人
- 痔などお尻の痛みを軽減したい人
- “とりあえずの椅子”から卒業したい人
- 長く使える高品質チェアを探している人
一方で、「軽さ」や「デザイン性」を最優先したい人にはやや無骨に感じるかもしれません。でも、体の痛みから解放されたかった私にしっかり応えてくれた椅子でした。
私自身、「もっと早く買っておけばよかった」と感じています。
